未経験でもCADオペレーターになれる?

将来性
・独学のメリットデメリット
・最短で学ぶ方法をご紹介

CADオペレーターは、手に職をつけたい方や在宅ワークをしたい方たちの間で人気のお仕事です。
CADの技術を身に付けることによって、さまざまな業界で活躍できるチャンスも広がるため、転職を考えている方にもおすすめの職と言えます。
今は優れたテキスト、オンラインスクールなどがたくさんありますので、未経験でも独学でCADオペレーターを目指すことが可能です。
本記事で、未経験者が独学でCADオペレーターを目指す方法について、お伝えいたします。
CAD独学のメリット・デメリット、習得のコツなどについても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

CADオペレーターの将来性

CADオペレーターは、将来性が期待できる職種です。
CADの知識や技術を習得しておけば、未経験からスタートした方でも、活躍できるチャンスがたくさんあるのです。
その理由について、詳しく見ていきましょう。

建築やデザインなどいろいろな業界で働くことができる

CADオペレーターというと、建築士の補佐的役割だというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

実は、CADオペレーターは、建築業界だけでなく、さまざまな業界で需要がある職業なのです。
CADを用いることで、戸建て住宅やビルなどの建築物はもちろんのこと、橋やトンネル、医療・福祉器具、アクセサリー、洋服などさまざまなものの設計ができます。
つまり、CADの知識や技術をしっかりと身に付けておくことによって、建築、デザイン、インテリア、ファッションなどさまざまな業界で活躍できるチャンスが広がるということなのです。
自分の可能性を広げたい方、新しい業界にチャレンジしてみたい方にとっても、CADの知識や技術は大きな武器となることでしょう。

人気の在宅ワークで働くことも可能

リモートワークの推奨、コロナ禍による外出自粛の影響を受けて、
近年は在宅ワークをする人が増えてきました。

今後も、IT技術の進化によって、リモートワークや在宅ワークを選ぶ人が多くなると予想されています。
CADオペレーターならば、専用のソフトウェアやパソコン、インターネット回線などの環境が揃っていれば、在宅でもお仕事が可能です。
実際に、在宅ワークでCADオペレーターの仕事をしている方がたくさんいます。
つまり、CADオペレーターは、在宅ワークにおいても、将来の需要が期待できる職種と言えるのです。
また、在宅CADオペレーターは、子育てや介護をしている方、怪我や闘病生活でフルタイム出勤が厳しい方にとっても、都合が良い働き方と言えるでしょう。

CADのソフトの種類

CADオペレーターを目指すためには、CAD専用ソフトウェアについて、勉強しなくてはなりません。
一口にCADといっても、「AUTOCAD」、「Jw_cad」、「ArchiCAD」など、いろいろな種類があります。
各CADソフトウェアによって、操作性やできることが異なります。
これからCADを学ぼうと考えている方は、それぞれのソフトウェアの特徴についても、
きちんと理解しておきたいところです。
ここでは、主要なCADソフトウェアをいくつかご紹介いたします。

AUTOCAD(オートキャド)

AUTOCADは、オートデスク株式会社が開発した汎用CADソフトウェアです。

2次元と3次元の両方に対応できることから、建築、土木、機械など、さまざまな分野で用いられています。
拡張性が高く、業種別のツールセットなど便利な機能が用意されているのが特徴です。
日本国内だけでなく、世界中に普及しているソフトウェアであるため、AUTOCADのスキルを身に付けておけば、海外でも活躍できるチャンスがあるかもしれません。

Jw_cad(ジェイダブリューキャド)

Jw_cadは、2次元汎用CADソフトウェアです。

建築士が開発に携わっていることから、建築設計で必要な機能が充実しています。
建築のほかに、アニメなどのクリエイティブ関係、ファッションなどの分野でも利用されている人気のソフトウェアです。
フリーソフトウェアですので、利用時にお金はかかりません。
これからCADの勉強を始めようと考えている方は、このJw_cadから試してみるのも良いでしょう。

Revit(レビット)

Revitは、 オートデスク株式会社が開発した3DCADソフトウェアです。

BIMに特化しているのが特徴で、建築の分野で用いられています。
図面の情報だけでなく、資材・建具などの品番や価格等、
建物を建てる上で必要な情報を一元化して管理することができます。
図面修正が発生した場合も、すべての情報が連動して修正されますので手戻りが発生せず効率的に作業を進めることができるのが特徴です。

有名ゼネコンなども、このRevitを導入しており、アドインの開発やファミリの作成などの求人も増えており、対応できるスキルを持つ人が少ないことから
時給単価もCADオペレーターと比べて高い相場となっています。

大手企業で働きたいと考えている方は、Revitの操作方法をマスターしておくと良いでしょう。

ArchiCAD(アーキキャド)

ArchiCADは、ハンガリーの企業が開発したCADソフトウェアです。

Revit同様にBIMを採用しているため、建材や価格などさまざまな情報を一元管理することができます。
わかりやすいアイコンが用意されており、操作性に優れているのが特徴です。
iPadやほかのソフトウェアとの連携、共有などの機能も搭載しています。
複数人で作業しやすいため、在宅ワークやリモートワークをしたい方にも向いているソフトウェアです。

独学の勉強方法とそれぞれのメリットデメリット

独学でCADを学ぶ方法としては、
「テキストを使う」、「スクールへ通う」、「オンラインスクールで学ぶ」などがあります。
その点をよく検討したうえで、自分に合った習得方法を選んでみてください。

テキストで学ぶ方法

書店には、CADに関する参考書などがたくさん揃っています。
基礎からわかりやすく解説した書籍も多いので、
初心者でも独学は可能です。

メリット

  • テキストで学習するメリットは、学習費用が抑えられることです。
  • 交通費などの余計な費用をかけずに学習を進めることができます。
  • 自分のペースで学べることも、テキストのメリットです。

デメリット

  • テキスト学習のデメリットは、孤独になりやすいことです。
  • 一緒に学習する仲間や教えてくれる講師がいないため、すべて自力で対処しなくてはなりません。
  • 独学に慣れている方に向いている方法と言えます。

スクールに通う方法

CADスクールでは、専任講師から直接指導を受けることが可能です。
基礎だけでなく、実践的なことも学ぶことができます。

メリット

  • スクールに通うメリットは、同じ目標を持つ仲間が見つかりやすいことです。
  • わからない時には講師にその場で質問できるため、効率良く学習が進むというメリットもあります。

デメリット

  • スクールに通うデメリットは、費用がかかることです。
  • 授業の時間も決まっているため、仕事が忙しい方だと、通い続けるのが大変かもしれません。

オンラインスクールに通う方法

近年は、オンラインスクールでCADを学ぶ人も増えてきました。

メリット

  • オンラインスクールのメリットは、自宅にいながら学べることです。
  • 通学制のスクールと比較して、授業料が安いこともメリットと言えます。
  • 通学スクールと同様に、わからないことはその場で質問することも可能です。

デメリット

  • オンラインスクールのデメリットは、パソコンやインターネット回線が揃っている人でないと受講できないことです。
  • 画面越しのレッスンとなるため、講師や受講生たちと直接顔を合わせる機会がないことも、人によってはデメリットと感じるかもしれません。

習得のコツ

CADの勉強を始めたばかりの人は、思うように学習が進まずに戸惑ってしまうこともあるでしょう。
CADソフトウェアは、操作が独特なうえに、専門用語なども覚えていかなくてはなりません。
CAD習得のコツは、とにかくソフトウェアに慣れることです。
空いている時間は、常にCADソフトウェアに触れることや図面をたくさん書くなどして、 徐々に慣れていくと良いでしょう。

最短で効率良くCADオペレーターを目指す方法

最後に、効率良くCADオペレーターを目指す方法についてお伝えします。

CAD資格を取る方法
ただCADソフトウェアをいじっているだけでは、知識や技術は身に付きません。
実践的なスキルを効率良く身に付けるためには、資格の勉強もおすすめです。
以下のCAD系資格にも、チャレンジしてみると良いでしょう。
・CAD利用技術者試験
・建築CAD検定試験
・オートデスク認定資格プログラム
・Vectorworks操作技能認定試験
資格を取得すれば、自分のCAD技術の証明になるため、就職・転職活動にも有利になりやすいという利点もあります。

ReCADemy(リカデミー)で学ぶ方法
最短でCADを身に付けたいならば、ReCADemyもおすすめです。
ReCADemyは、「CAD・BIMの勉強」と「就職・転職支援」の両方のサービスを提供しているスクールです。
完全オンラインスクールとなっており、自分のペースで学習を進めることが可能です。
各コースには、CADソフトの利用も含まれています。
学習を進めていくと、企業からスカウトメールが届くことがあります。
学びながら就職・転職のチャンスを掴みたい方にとっては、うってつけの方法と言えます。

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