機械設計向きの3DCADソフト「Inventor」とは?~勉強方法までご紹介~

Inventor(インベンター)」とは、3D(3次元)のCAD設計に特化したプロフェッショナル向けのソフトウェアで、機械設計、図面作成、シミュレーションなどが行えます。
そして、3Dモデルは映像やゲーム、建築や医療などの様々な分野で使われており、
住宅の設計などの建築分野に特化したものや、自動車や家電などの機械分野に特化したものなどがあります。
3DCADソフトには様々な種類がありますが、今回はその中のひとつ、「Inventor」について詳しくご紹介していきます。

Inventorとは

InventorはAutodesk社が開発した3ⅮCADモデリングソフトウェアで、パソコンの画面上で3Dモデルを作成することができます。
Inventorには様々な設計機能があり、3Dでの機械設計や3Dを元にした図面作成、シミュレーションなどができます。
機械設計の分野はもちろん、製品開発の分野でも使用されています。
最近では3Dプリンターの普及により、実際に製品を作る前にモデルのデザインの検証や機能検証なども可能になりました。
Inventorで作成したデータを3Dプリンターで出力することで試作品を検証することもできます。

Inventorの特徴

●設計とシミュレーションに必要なツールが集約 InventorはAutodesk社が開発した3ⅮCADモデリングソフトウェアで、パソコンの画面上で3Dモデルを作成することができます。Inventorには様々な設計機能があり、3Dでの機械設計や3Dを元にした図面作成、シミュレーションなどができます。 機械設計の分野はもちろん、製品開発の分野でも使用されています。 最近では3Dプリンターの普及により、実際に製品を作る前にモデルのデザインの検証や機能検証なども可能になりました。Inventorで作成したデータを3Dプリンターで出力することで試作品を検証することもできます。 ●大規模なアンセンブリを素早く再構成
Inventorでは、大規模な設計も効率よく行うことが可能です。
iLogicという機能を使用すると、設計のプロセスを標準化・自動化してプログラムを書き換えることができるので、業務効率を上げることができます。
例えば同じ形状で大きさの異なるモデルがある場合でも、それらを一つずつ作成することなく、必要なコードにカスタマイズすることで、アセンブリ(組み立て)を素早く再構成できます。
このように、業務によってプログラムを変更、自動化し、迅速に作業することができます。
●他のCADソフトと組み合わせての使用 AutoCADやFusion、RevitなどのAutodesk社のCADソフトと組み合わせて使用することができます。
InventorとAutoCADを組み合わせる場合、スケッチをAutoCADで作成し、それをInventorでモデリングすることが可能です。
AutoCADで2次元の作図を行い、その2次元データをInventorに取り込みモデリングをします。
InventorとFusionとの場合は、表面が複雑な形状をFusionで作成し、それをInventorに取り込み組み立てることが可能です。

Fusionではより複雑な形状を様々な解析を行い作成することができます。InventorとRevitではRevitで作成したモデルをInventorでも参照することができ、Inventorで変更した場合、Revitにもそれが反映されます。
さらに、BIMとの相互運用性にも優れており、3DCADモデルをBIMオブジェクトに変換することも可能
です。 ●どのソフトからでも共有でき、チームでの作業をサポート
Autodesk社のビューアソフトを使用して、オートデスク製品をインストールしていない環境でも共有ビューの表示やコメントすることができます。
ビューアを使用して、Inventorで作成したモデルをオンラインで共有すると、例えば顧客に確認を依頼したり、営業担当者が客先でのプレゼンテーションで簡単に利用することができます。
また、レビューやコメントをすることでスムーズに共有ができ、チームでの作業を効率よく進められます。

ソフトの入手方法

Autodesk社のwebサイトから購入できます。購入後は公式webサイトよりダウンロードすることで入手可能です。また、30日間利用可能な体験版のインストールも可能です。なお、学生や教員、教育機関向けには無償で提供されています。

Inventorの学習方法

Autodesk社のwebサイトには「サポートとラーニング」があり、無料で閲覧することが可能です。
また、操作方法を解説しているwebサイトや、解説本なども出版されていますが、なかなか品質の高い教材と手厚いサポート無しでの習得は難しいでしょう。
基本的な操作や考え方は、独学よりもスクールでの習得をおすすめします。日中は仕事が忙しく、スクールに通うことが難しいという方には、eラーニングで自分の都合のよい時間に学習する方法もあります。
eラーニングは自分のペースで学習できるので、スクールの集団学習よりも個別がよいという方にもぜひおすすめしたい学習法です。

以上がInventorのご紹介です。
ご興味をお持ちいただけましたでしょうか。
モノづくりを支える道具の一つですが、操作ができるようになるととても楽しいです。
ぜひ一度Inventorを使ってみてください。

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